ヌメ革製品の傷を目立たなくする方法

 

ヌメ革製品の傷を目立たなくする方法

傷の入った革製品

 

 

 

革製品は本来傷が付きやすく、その傷を味として育てていくことが一般的です。

 

細かな傷はクリームなどで馴染ませることができますが、中の繊維が見えるほどの深い傷が入るとやっぱり気になる方もいらっしゃるかと思います。

 

本革の小物はそう簡単には壊れない分、長い期間使うと扱い方によっては目立つ傷が出来てしまうこともありますよね。

 

もちろん傷が気にならない場合はそのまま使って頂いても何の問題もございません。

 

今回はこのように、地面で擦ったり刃物で傷をつけたような深い傷(繊維が見えるほど)の深い傷が入った場合です。

 

1000円以内でできる、誰でも簡単に「革製品の傷を薄くする方法」をご紹介したいと思います。

 

 

 

<革製品の傷を薄くする方法>

 

液体染料を用意します

 

例として3種類用意しましたが、このような液体染色であれば、どのタイプでも構いません。

 

1種類のみでokです。

 

通販ならセイワさんやフェニックスさんで購入できます。(数百円で購入できます)

 

ただし、ペースト染料や顔料と書かれているタイプの液体ではこの方法に適しておりませんのでご注意ください。

 

今回は青系の革なので、青の染料を使っていきます。

 

革の色により近い色を選んでください。

 

革用染料

 

 

 

 

 

?キャップをあけて麺棒に染み込ませます。

 

着色がとても強いので、飛び散らない用にご注意ください。

数滴を麺棒に染み込ませます。

 

クラフト染料の塗り方

 

 

 

 

革の傷をなぞるように染み込ませます。

直す前の革直したあとの革

 

このように傷の部位だけに染み込ませます。

濡れた部分は乾くまで少し濃くなります。

 

 

 

 

?コーティング剤を用意する

おすすめはレザーフィックスというコーティング剤です。

若干ツヤがでるタイプとマットに仕上がるタイプがありますので、革の質感によって違和感の無い方を選んでください。

写真のは大きいサイズになってますが、通常のサイズであれば数百円で購入できます。

こちらも染料同様に、セイワさんやフェニックスさんで購入できます。

革用仕上げ剤

 

 

 

 

 

コーティング剤を麺棒で塗る

このように傷周辺に塗り、自然乾燥させます。

 

革用仕上げ剤の塗り方コーティング後の革製品

 

 

 

 

 

<修復前との比較>

革の傷修復前革の傷修復後

 

 

 

完全に傷を消すことは出来ませんが、かなり目立ちにくくなります。

 

さらに使っていくうちに馴染んできますので、ほぼ傷がわからなくなります。

 

 

<最後に>

 

革にはかなりの種類が存在するのですべての革製品に適応できる訳ではありませんが、参考程度にしていただけたらと思います。

 

芯通しの革(中の繊維まで色が染まっている革)やヌメ色の繊維が見えない程度の傷であれば、ここまでのお手入れは必要ございません。

 

コツとしては一段階明るい色で修復すると上手くいきやすいです。

 

例えばワイン色の革の傷なら赤の染料、焦げ茶の革の傷なら茶色の染料、青い革の傷なら水色の染料、といった感じで一段色を明るくします。

 

理由としましては、「焦げ茶の革」に「焦げ茶の染料」を塗った場合では、同じ焦げ茶でも色んな種類の焦げ茶が存在します。

 

革よりも濃い色の染料の可能性もあるので、その場合シミのように滲んでしまいます。

 

さらに革の中の繊維は、表面よりも濃い色に染まる可能性が高いです。

 

なので、試す場合は一段階明るい色で傷を染めることをおすすめします。

 

今回は当工房の商品で少し濃いブルー系の革だったので、青の染料を使用しました。

 

当工房でお買い上げ頂いた商品は、片道送料のみでアフターサービスさせて頂いております。

 

今回の傷の修復はアフターサービスの一つとしてご紹介させて頂きました。

 

革工房Maju T works

 

 

 

 

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